「ディズニーランドやシーが閉園した後、もしもパーク内に残れたら…」一度はそんな空想をしたことはありませんか?
夜の静かなパークを独り占めできたら、と考えるだけでワクワクするかもしれません。
しかし、実際にディズニーに閉園後隠れることは可能なのでしょうか。
この記事では、閉園後キャストは何をしてるのか疑問に答えます。
この記事で以下のことが分かります。
ポイント
- ディズニー閉園後の厳重なセキュリティ体制
- 過去にパーク内に隠れようとした人の結末
- 閉園後にまつわる都市伝説や様々な噂の真相
- 迷惑行為のリスクと絶対にやってはいけない理由
ディズニーに閉園後隠れるのは可能なのか?
- 閉園後キャストは何してる?見回りについて
- 隠れるのは成功する?
- 隠れた人はどうなる?
- 迷惑!「隠れてみた」youtuberの炎上
- 実際に隠れたら?閉演後のパークの様子の動画
閉園後キャストは何してる?見回りについて
閉園後のパークでは、翌日の開園に向けて膨大な数の人々が活動しています。
まず、最も重要な業務の一つが、パーク内の徹底した安全確認と見回りです。
警備担当のキャストが、パークの隅々までくまなく巡回します。
これは、忘れ物や落とし物の確認はもちろん、体調を崩して動けなくなっているゲストや、迷子になったお子さんがいないかを確認するという、ゲストの安全を守るための非常に重要な役割を担っています。
懐中電灯を持ったキャストが複数人で列をなし、植え込みの中やアトラクションの陰、建物の隅といった細かな場所まで、文字通り「しらみつぶし」にチェックしていきます。
夜間活動の主な内容
閉園後のパークでは、見回り以外にも以下のような様々な業務が行われています。
- 大規模な清掃作業
- アトラクションのメンテナンス
- ショーやパレードのリハーサル
- 植栽の手入れ
- 商品の補充作業
このように、パーク内は常に誰かが活動している状態なのです。
隠れるのは成功する?
キャストによる人的な見回りに加えて、監視カメラや清掃作業によって、隠れることは不可能になっています。
第一に、パーク内には無数の監視カメラが設置されています。
ゲストの安全を守り、トラブルを未然に防ぐため、死角がほとんどないように設計されていると言われています。
たとえ一時的に物陰に隠れることができたとしても、監視センターで常にモニタリングされており、不審な動きはすぐに検知されてしまいます。
第二に、夜間に行われる清掃作業は非常に大規模かつ徹底的です。
特に地面の清掃では、大量の水を高圧で噴射し、通路や広場、さらにはベンチに至るまで洗い流します。
もし建物の外に隠れていれば、ずぶ濡れになることは避けられません。
トムソーヤ島のような自然が多い場所なら隠れられるのでは?
と考える人もいるかもしれませんね。しかし、そういったエリアも当然、安全確認の対象です。
むしろ、危険が伴う場所としてより入念にチェックされると考えた方が自然でしょう。
これらの理由から、監視カメラと清掃、見回りによって、ゲストが閉園後にパーク内に留まることは極めて困難です。
ディズニー閉演さ、キャストさんとかの2週間分のお給料は無しなのかな…?
— あかうさぎさん♂ (@Mobusagi_0311) February 28, 2020
隠れた人はどうなる?
万が一見つかってしまった場合、一体どうなるのでしょうか。
基本的には、キャストや警備員に発見され次第、丁重に退園を促されます。
厳しく叱責されるというよりは、「閉園時間ですので、こちらへどうぞ」と丁寧に出口まで案内されるケースがほとんどのようです。
これは、ディズニーがゲストの安全を第一に考えているためです。
感動的なエピソードの真相は?
「隠れていたらキャストに囲まれ、『あなたが最後のゲストです!』と拍手で見送られた」という感動的な話がインターネット上で語られることがあります。
これは十数年以上前のエピソードとして紹介されているものですが、あくまで個人の体験談であり、現在も同じ対応がされる保証は全くありません。
むしろ、現在は迷惑行為として厳しく対処される可能性の方が高いでしょう。
このようなエピソードを鵜呑みにし、軽い気持ちで真似をするのは絶対にやめるべきです。
キャストの優しさに付け込む行為であり、最悪の場合、建造物侵入などの罪に問われたり、今後のパークへの出入りが禁止されたりする可能性もゼロではありません。
閉園後にパーク内に意図的に残る行為は、オリエンタルランドの運営を妨害する迷惑行為です。
キャストの方々に多大な迷惑をかけるだけでなく、重大なトラブルに発展する危険性もあります。
決して面白半分で行わないでください。
迷惑!「隠れてみた」youtuberの炎上
過去に、ある人気YouTuberが「閉園後のディズニーランドに隠れ続けたらいつバレるのか」という趣旨の動画を投稿し、社会的な批判を浴びて大炎上するという出来事がありました。
この動画では、実際に閉園時間を過ぎてもパーク内に潜み、キャストに見つかるまでの様子が撮影されていました。
動画が公開されると、視聴者から「ただの迷惑行為」「キャストの優しさを踏みにじる行為だ」といった非難が殺到。
YouTuberは後に動画を削除し、謝罪動画を公開することになりました。
謝罪では、自身の考えの未熟さを認め、深く反省の意を示しましたが、コメント欄には「活動休止が短すぎる」「オリエンタルランドに直接謝罪するべき」といった厳しい声が寄せられ続け、騒動は簡単には収まりませんでした。
実際に隠れたら?閉演後のパークの様子の動画
実際に隠れた動画はここでは載せられません。
しかし閉演後に、ディズニーのホテルからパークを見回っているキャストの様子を撮影している動画があったのでここで紹介します。
ホテルミラコスタから閉演後のディズニーシーを撮影した動画だと思われます
ディズニーで閉園後隠れることに関する噂の真相
- 閉園後のディズニーアナウンスは怖いって本当?
- ミッキーに会える?閉園後の都市伝説
- 閉園後もお土産は購入できるの?
- 結論:ディズニーに閉園後隠れるのはNG
閉園後のディズニーアナウンスは怖いって本当?
TikTokなどのSNSを中心に、「ディズニーの閉園後にミッキーが『ハハッ、夢の時間はもう終わりだよ』と冷たく言い放つ、怖いアナウンスが流れる」という噂が広がったことがあります。
この話は、夢の国のイメージとのギャップから多くの人の興味を引きましたが、結論から言うと、これは全くの嘘です。
実際に閉園時間になるとパーク内で流れるアナウンスは、以下のような非常に丁寧で心温まるものです。
実際の閉園アナウンス
「みなさま、東京ディズニーランドは閉園時間となりました。楽しい一日をお過ごし頂けましたでしょうか?またお越し頂ける日を心よりお待ち申し上げます。本日は、ご来園ありがとうございました。お気をつけてお帰り下さい。」
どうでしょうか。
噂されているような怖い要素は一切ありません。
では、なぜ「怖いアナウンス」の噂が広まったのでしょうか。これは、一部のユーザーが面白半分で作成した偽の音声や動画が元になっています。
ミッキーの声は比較的真似しやすく、誰かが作ったネタがSNSで拡散され、あたかも本当のことのように広まってしまったのです。
ミッキーに会える?閉園後の都市伝説
閉園後のディズニーリゾートには、アナウンスの噂以外にも様々な都市伝説が存在します。
非日常的な空間だからこそ、不思議な物語が生まれやすいのかもしれません。
ここでは、特に有名な都市伝説と、その真相について解説します。
噂(都市伝説) | 真相・解説 |
---|---|
隠れているとブラックミッキーに攫われる | 作り話です。閉園後に隠れていても、キャストに見つかり退園を促されるだけです。キャラクターに遭遇することはありません。 |
見つかると記憶を消される | これも有名な都市伝説ですが、もちろんフィクションです。映画のような話が現実に起こることはありません。 |
地下に巨大なカジノや秘密のクラブがある | パークの地下には、キャストの移動通路や物資の搬送路、ゴミの収集システムなど、運営を支えるための施設がありますが、ゲスト向けの娯楽施設は存在しません。 |
夜になると時空が歪み、別世界に繋がる | ロマンのある話ですが、あくまで物語の世界です。閉園後のパークは、翌日の準備のためにキャストが忙しく働く現実の仕事場です。 |
これらの都市伝説は、ディズニーリゾートが持つミステリアスな背景に生まれた、いわば二次創作のようなものです。
現実は、人の手によって徹底的に管理された安全な場所です。
閉園後もお土産は購入できるの?
「閉園時間ギリギリまでアトラクションを楽しみたいけど、お土産を買う時間も欲しい」というのは、多くのゲストが悩むところです。
閉園時間を過ぎても、お土産の購入は可能なのでしょうか。
閉園時間後も、一定の時間であればお土産を購入することが可能です。
特に、ディズニーランドの「ワールドバザール」やディズニーシーの「メディテレーニアンハーバー」周辺にある、エントランスに近い大型ショップは、閉園時間後も営業を続けています。
これは、最後に買い物をしたいというゲストのニーズに応えるための配慮です。
ただし、いつまでも買い物を続けられるわけではありません。
閉園からしばらくすると、キャストがショップの入り口に立ち、それ以降の新規入店を制限し始めます。
店内にいるゲストの会計が終わり次第、その日の営業は終了となります。
また、エントランスから遠いエリアにあるショップは、閉園時間よりも早く閉店してしまうことがほとんどです。
欲しい商品が決まっている場合は、できるだけ日中に購入しておくことをお勧めします。
閉園間際のショップは非常に混雑します。
ゆっくり商品を選びたい方は、パレード中や日中の空いている時間帯を利用しましょう。
結論:ディズニーに閉園後隠れるのはNG
- ディズニーに閉園後隠れるのは事実上不可能
- 夜間は清掃やメンテナンスで多くのキャストが活動
- 警備キャストによる徹底した見回りが毎晩行われる
- 無数の監視カメラがパーク内の安全を常に監視
- 高圧洗浄による清掃で隠れる場所は物理的にない
- 過去に隠れ通せたという公式な記録は一切ない
- 発見された場合は丁重に退園を促される
- 悪質な場合は出入り禁止や警察への通報もあり得る
- 「最後のゲスト」という感動話は過去の逸話に過ぎない
- YouTuberの迷惑行為は社会問題となり大炎上した
- 隠れる行為はキャストや他のゲストへの重大な迷惑行為
- 「怖いアナウンス」や「ミッキーに攫われる」は都市伝説
- 閉園後もお土産はエントランス付近の店舗で少しだけ買える
- ルールとマナーを守ってこそ「夢の国」は成り立つ
- 絶対に閉園後に隠れるのはやめるべき