「ディズニーリゾートに行きたいけど、ランドとシー、どっちに行こう?」――多くの人が一度は悩むこの問題。結局のところ、どっちが楽しいのか、そしてどっちが人気なのか、気になりますよね。
SNSのアンケートなどを見ると、どちらか一方のどっち派という意見はありつつも、結果はいつも僅差です。
それは、二つのパークがそれぞれ全く異なる魅力を持っているからに他なりません。
この記事では、アトラクションの違いはもちろん、キャラクターやグッズ、食べ物の違いに至るまで、あらゆる角度から徹底比較します。
また、子供向けならどっちが良いのか、パークの場所やチケットの値段に違いはあるのか、そしてリアルなどっちが混むのか問題まで、あなたの疑問にすべてお答えします。
この記事を読めば、次の休日にどちらのパークへ行くべきか、きっと答えが見つかるはずです。
この記事で以下のことが分かります。
ポイント
- ランドとシーのコンセプトやパーク構造の根本的な違い
- アトラクション・ショー・食事・グッズの具体的な比較
- SNSアンケートから見る世間のリアルな人気度
- 子供連れやデートなど目的別にどちらがおすすめか
データで見るディズニーランドとシーの違い
- どっちが楽しい、どっちが人気?どっち派かアンケート
- そもそも東京ディズニーランドとシーの違いは?
- 確認しよう!ディズニーランドとシーの場所
- チケットの値段に違いはある?
- 結局どっちが混む?
どっちが楽しい、どっちが人気?どっち派かアンケート
「結局、ランドとシーってどっちが人気なの?」という疑問は、多くの人が持つ最大の関心事でしょう。
SNSなどで見られるアンケート結果を総合すると、東京ディズニーシーの方がわずかに人気が高い傾向にありますが、その差は非常に小さく、ほぼ互角と言っても過言ではありません。
今朝のアンケートの最終結果出てました。投票いただいた45名の皆様、ありがとうございます😊
一位が今年20周年のシーで、『ランド』と『どちらも好きで選べない』が同率の2位、という結果となりました。
ランドとシーのこの差というのは、良くご存じの方は納得の結果なのかな? pic.twitter.com/aOljwOuBQ1— ききょう (@kikyou0413) September 6, 2021
おはツツキ〜😎
先日アンケート取ったディズニーどっち行くか問題ですが、僅差でシーが勝ちました✨
ですが申し訳ない、謝るので絶対に許してほしいのですが、ランドに行きます笑
他にこの日にディズニー行く人でランド行く人がいたので!笑ってことでもし9/18ランドにいる人!教えてください🙏 pic.twitter.com/3sMB1QsfTI
— キツツキ🟦🌹🟪🥩🦉🗒️ (@30kitsutsuk1) July 17, 2023
今年のDハロ(ディズニーハロウィン)参加する予定なんですけど、ランドかシーどっちにしようか決まってないので参考程度にアンケート取らせてください!
ディズニーランドorディズニーシーでおすすめなのはどっち?— めろんくろわっさん/2週間限定繋🏷️中 (@MERONKUROWASSA) July 4, 2025
一般的には、「ファミリーならランド、大人やカップルならシー」というイメージが広く浸透しています。
これは、それぞれのパークが持つコンセプトや雰囲気が大きく影響しています。
「どっちが楽しいか」は、誰と行くか、そして何をしたいかによって答えが変わります。
ランドには王道の楽しさがあり、シーには非日常への没入感があります。両方の良さを知ることで、あなたの目的にピッタリなパークを選べますよ。
実際、「どちらのパークも好きで選べない」という意見も非常に多く、それぞれの良さが多くのゲストに支持されていることがわかります。
この後の項目で、なぜこのような人気傾向になるのか、具体的な違いを詳しく見ていきましょう。
そもそも東京ディズニーランドとシーの違いは?
東京ディズニーランド(TDL)と東京ディズニーシー(TDS)は、隣接していながらも、その根底にあるコンセプトが異なります。
東京ディズニーランドのコンセプト
東京ディズニーランドは、「夢と魔法の王国」をテーマにしています。
シンデレラ城を中心に、ディズニー映画の世界が広がり、訪れるすべての人をファンタジーの世界へと誘います。
誰もが知っているキャラクターや物語が主役であり、小さなお子様から大人まで、世代を超えて楽しめる普遍的な魅力を持っています。
東京ディズニーシーのコンセプト
一方、東京ディズニーシーは、「冒険とイマジネーションの海へ」がテーマ。
海にまつわる物語や伝説をモチーフにしており、世界中の港町を旅するような、ロマンチックで異国情緒あふれる雰囲気が特徴です。美しい景観や、少しスリリングなアトラクション、アルコール提供など、大人向けの要素が強く、非日常感を味わいたいゲストに人気です。
項目 | 東京ディズニーランド | 東京ディズニーシー |
---|---|---|
テーマ | 夢と魔法の王国 | 冒険とイマジネーションの海 |
シンボル | シンデレラ城 | プロメテウス火山 / アクアスフィア |
開園日 | 1983年4月15日 | 2001年9月4日 |
エリア構成 | 7つのテーマランド | 8つのテーマポート |
雰囲気 | 明るくファンタジック | 異国情緒がありロマンチック |
確認しよう!ディズニーランドとシーの場所
東京ディズニーランドとシーは、どちらも千葉県浦安市舞浜にある「東京ディズニーリゾート」内に位置しています。
二つのパークは隣接しており、簡単に行き来することが可能です。
最寄り駅はJR京葉線・武蔵野線の「舞浜駅」で、駅を降りるとすぐにリゾートの玄関口が広がります。
ランドのエントランスまでは舞浜駅から徒歩約5分です。
シーへは、舞浜駅に隣接するリゾートゲートウェイ・ステーションから「ディズニーリゾートライン」というモノレールに乗車するのが一般的です。
リゾートラインを利用すれば、リゾート内を一周しながら各施設へアクセスできます。
舞浜駅からシーへは、タクシーもおすすめの移動手段です。
2人以上だと安く、速いです。
チケットの値段に違いはある?
結論から言うと、東京ディズニーランドとシーの1デーパスポートの基本的な値段に違いはありません。
どちらのパークに入園する場合でも、同じ価格のチケットを購入することになります。
ただし、現在の東京ディズニーリゾートのパークチケットは、時期や曜日によって価格が変動する「変動価格制」を導入しています。
これは、混雑が予想される日は価格が高く、比較的空いている日は価格が安く設定される仕組みです。
例えば、大人1名の1デーパスポートの価格は、以下のように数段階に分かれています。
価格帯 | 料金(税込) | 対象日(傾向) |
---|---|---|
平日 | 8,400円~9,400円 | 通常の平日など |
土日・祝日 | 9,900円 | 通常の週末や祝日 |
繁忙期 | 10,900円 | GW、お盆、年末年始など |
上記はあくまで一例であり、実際の価格は公式サイトの運営カレンダーで確認する必要があります。
チケットは事前にオンラインで購入することが推奨されており、当日券の販売は限定的ですので注意してください。
そのため、「チケットの値段が安い日」を狙うことで、どちらのパークにもお得に入園することが可能です。
結局どっちが混む?
2025年は新しくオープンしたファンタジースプリングスの影響で、シーの方が混雑する傾向にあります。
ただし、基本的にはどちらのパークも一年を通して混雑しています。
東京ディズニーランドは、ファミリー層からの安定した人気があるため、週末や学校の長期休み期間中は常に高いレベルで混雑します。
特に、小さなお子様連れが集中しやすい時期は、アトラクションの待ち時間も長くなる傾向があります。
一方、東京ディズニーシーは、学生や若いカップルに人気が高く、ハロウィーンやクリスマスといった季節イベントの時期に爆発的に混雑することがあります。
比較的空いている時期を狙うなら、イベントの合間である1月中旬~2月上旬や、ゴールデンウィーク後の5月中旬~6月などがおすすめです。
目的別で見るディズニーランドとシーの違い
- アトラクション(乗り物)の違いを徹底比較
- キャラクターやグッズの違いについて
- レストランや食べ物の違いもチェック
- どっちが子供向け?
- 総括!ディズニーランドとシーの違いとは
アトラクション(乗り物)の違いを徹底比較
パーク体験の核となるアトラクションは、ランドとシーで大きく特色が分かれます。
どちらのパークを選ぶか決める上で、最も重要な比較ポイントと言えるでしょう。
絶叫系・スリルを求めるならディズニーシー
スリル満点の絶叫系アトラクションを楽しみたいのであれば、ディズニーシーがおすすめです。
TDR最恐とも言われるフリーフォール型アトラクション「タワー・オブ・テラー」をはじめ、猛スピードで火山を駆け抜ける「センター・オブ・ジ・アース」、360度回転するコースター「レイジングスピリッツ」など、大人向けのハードなアトラクションが揃っています。
ディズニーシーの主な絶叫系アトラクション
・タワー・オブ・テラー
・センター・オブ・ジ・アース
・レイジングスピリッツ
・インディ・ジョーンズ・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮
子供向け・ファンタジーの世界ならディズニーランド
一方、小さなお子様連れや、ゆったりとディズニーの世界観に浸りたい方にはディズニーランドが最適です。
ディズニー映画の物語を追体験できるアトラクションが多く、特に「ファンタジーランド」や「トゥーンタウン」には、身長制限のない小さなお子様向けのアトラクションが集中しています。
「プーさんのハニーハント」や「美女と野獣“魔法のものがたり”」など、最新技術を駆使した没入感の高い体験ができます。
ディズニーランドの主なファミリー向けアトラクション
・プーさんのハニーハント
・イッツ・ア・スモールワールド
・美女と野獣“魔法のものがたり”
・モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”
もちろん、ランドにも「ビッグサンダー・マウンテン」や「スペース・マウンテン」といったスリルライドはありますが、全体的なバランスとしては、スリルならシー、ファンタジーならランドという棲み分けが明確です。
キャラクターやグッズの違いについて
会えるキャラクターや手に入るグッズも、パーク選びの重要な要素です。
ここにもランドとシーならではの違いが存在します。
会えるキャラクターの違い
ミッキーマウスやミニーマウスといった主要なキャラクターは両パークで会うことができますが、一部のキャラクターや、キャラクターが着ているコスチュームはパークによって異なります。
例えば、シンデレラやベルといった多くのディズニープリンセスに会えるのは、物語の舞台でもあるディズニーランドが中心です。
そして、シーの最大の特徴は、なんと言ってもダッフィー&フレンズです。
ダッフィー、シェリーメイ、ジェラトーニといったキャラクターに会えるのは、世界中で東京ディズニーシーだけであり、彼らを目的にシーを訪れるファンも少なくありません。
お目当てのキャラクターがいる場合は、事前に公式サイトのグリーティング情報をチェックしておくのがおすすめです。
会える場所や時間が決まっているキャラクターもいれば、パーク内を歩いていて偶然出会えるキャラクターもいますよ!
グッズの違い
グッズに関しても、両パーク共通で販売されている商品が多い一方で、パーク限定のアイテムが存在します。
最も代表的なのが、前述のダッフィー&フレンズ関連グッズです。
これらのぬいぐるみやアクセサリー、お菓子などは、すべてディズニーシーのパーク内でしか購入できません。
また、各パークのアトラクションをモチーフにしたグッズや、イベント連動グッズなども、そのパーク限定で販売されることが多いです。
お土産選びの際は、どちらのパークでしか手に入らないアイテムなのかを意識してみると、より特別な一品が見つかるかもしれません。
レストランや食べ物の違いもチェック
パークでの食事も大きな楽しみの一つです。
レストランの雰囲気やメニュー構成にも、ランドとシーの個性が色濃く反映されています。
ファミリーで楽しむディズニーランド
ディズニーランドのレストランは、キャラクターをテーマにした内装のお店や、大人数で気軽に利用できるビュッフェ形式のレストランなど、ファミリー層を意識したラインナップが特徴です。
「クリスタルパレス・レストラン」のような食べ放題のレストランは、小さなお子様連れに特に人気があります。
メニューも、ハンバーガーやカレーなど、子供から大人まで楽しめる定番ものが中心です。
大人な雰囲気と食べ歩きが魅力のディズニーシー
ディズニーシーは、落ち着いた雰囲気のコース料理レストランや、お酒を楽しめるラウンジなど、大人向けの食事が充実しています。
「マゼランズ」のような高級レストランは、記念日デートにも最適です。
また、シーの食の魅力を語る上で欠かせないのが、豊富な「食べ歩きフード」です。うきわまんやギョウザドッグ、季節限定のビアカクテルなど、片手で気軽に楽しめるオリジナルメニューが数多くあり、パーク散策のお供として人気を博しています。
アルコール提供の違いは?楽しみ方のポイント
食事における以前の最も大きな違いは、アルコールドリンクの提供の有無でした。
かつてはディズニーシーの大きな特徴でしたが、現在では東京ディズニーランド内の多くのレストランでも、ビールやワイン、カクテルなどを楽しむことができます。
ただし、楽しみ方には少し違いがあります。
ディズニーシーではレストランに加えて、ワゴンなどでも季節限定のカクテルが販売され、食べ歩きと共に気軽に楽しめるのが魅力です。
一方、ディズニーランドでのアルコール提供は、基本的にレストランの店内に限定されています。
お酒を片手にパークの景色を楽しみたいならディズニーシー、食事と一緒に落ち着いてお酒を楽しみたいなら、ディズニーランドでも十分に満足できるでしょう。
どっちが子供向け?
小さなお子様連れでパークを訪れる場合、アトラクションだけでなく、パーク全体の構造や施設の使いやすさも重要になります。
この点において、ランドとシーには明確な差があります。
ディズニーランドは、シンデレラ城を中心に円を描くようにエリアが配置されており、全体的に平坦な道が多いのが特徴です。
ベビーカーを押しての移動が非常にスムーズで、エリア間の移動距離も比較的短く感じられます。
そのため、小さなお子様が歩き疲れたり、ベビーカーでの移動にストレスを感じたりすることが少ない設計になっています。
一方、ディズニーシーは、中央に大きな港があるため、パークを一周するには少し距離があります。
さらに、橋や階段、坂道が非常に多く、起伏に富んだ地形をしています。
もちろんスロープも設置されていますが、階段を避けるためには遠回りが必要になる場面も少なくありません。
ディズニーシーでのベビーカー移動の注意点
シーでは、ベビーカーや車椅子での移動時に、計画的なルート選びが重要になります。
特に「ミステリアスアイランド」や「メディテレーニアンハーバー」の要塞エリアなどは、階段が多いため注意が必要です。
エレベーターの場所などを事前にマップで確認しておくと安心です。
授乳やおむつ替えができる「ベビーセンター」は両パークに完備されていますが、移動のしやすさという観点では、ディズニーランドの方が子供向けと言えるでしょう。
ディズニーでベビーカーを使用する方は転落にご注意ください
【消費者庁】ベビーカーからの転落などに注意! -安全な使用の心がけと周囲の協力を
総括!ディズニーランドとシーの違いとは
最後に、この記事の要点をリスト形式でまとめます。どちらのパークに行くか迷った際の、最終チェックリストとしてご活用ください。
- アンケートではシーが僅かに人気だがほぼ互角の支持
- ランドは「夢と魔法の王国」がテーマでファミリー向け
- シーは「冒険とイマジネーションの海」がテーマで大人向け
- 基本的なチケット料金はどちらのパークも同じ変動価格制
- 現在は新エリアの影響でシーの方が混雑する傾向にある
- 絶叫系やスリルを求めるならアトラクションが豊富なシー
- 子供向けやファンタジー体験ならアトラクションが多いランド
- ダッフィー&フレンズに会えるのは東京ディズニーシーだけ
- プリンセスとのグリーティングはランドの方が機会が多い
- ダッフィー関連グッズはシーでしか購入できない
- 食事でアルコールを楽しみたいならシー一択
- 食べ歩きグルメの選択肢はシーの方が圧倒的に多い
- パーク内はランドの方が平坦でベビーカーでの移動が楽
- 子供のディズニーデビューにはランドがおすすめされることが多い
- 最終的には誰と何を楽しみたいかで選ぶのがベスト