ディズニーバケーションクラブに興味をお持ちの方へ、このサービスはメンバーシップを通じて、ディズニーリゾートや提携施設で特典を利用できるサービスです。
しかし、その具体的な内容が分からないという方も多いのではないでしょうか?
この記事では、価格、サービス内容、また日本のホテルで使えるか?等細かく紹介しています。
さらに、後悔しないための注意点や売却時の手続き、アプリの活用方法などもご紹介します。
ぜひご覧ください。
参考になれば幸いです!
この記事で以下のことが分かります。
ポイント
- ディズニーバケーションクラブの仕組みや特典
- 日本での利用方法
- 後悔しないための情報
注意!
最新の情報は DVC オフィシャルサイト等にて確認して下さい。
本稿はDVC への勧誘・宣伝を行う目的はありません。
なお、本ブログ内記事に起因するいかなる事故・損失について一切の責任を負いかねます。
ディズニーバケーションクラブとは
- ディズニーバケーションクラブとは
- タイムシェアとは
- DVCのメンバーサービスの特徴
- 価格
- 特典は日本の東京ディズニーリゾートのホテルで使える?
ディズニーバケーションクラブとは
ディズニー・バケーション・クラブ(DVC)は、ディズニーが提供する会員制のタイムシェア・プログラムです。
メンバーはバケーションポイントを購入し、これを利用して世界各地のディズニーリゾートや提携リゾートでの宿泊を楽しむことができます。
タイムシェアとは
タイムシェアとは、リゾート施設や高級マンションの一室を複数のオーナーで共有し、年間の特定期間に利用する権利を持つ仕組みです。
多くの場合、1週間単位で利用でき、毎年決まった時期にその施設を楽しめるのが特徴です。
このシステムは、別荘やセカンドハウスを購入するよりも経済的であり、管理の手間も軽減されるため、定期的にリゾート地を訪れる方にとって魅力的な方法です。
タイムシェアの大きなメリットは、費用と管理負担を抑えられることです。
例えば、高額な別荘を購入するのではなく、必要な期間だけの権利を取得するため、初期費用が比較的低く済みます。
また、施設の維持や清掃などは運営会社が行うため、オーナー自身がそれらに手間をかける必要がありません。
さらに、タイムシェアの多くは設備の整った高品質な施設であり、広い部屋やキッチンが利用できるため、一般的なホテル滞在よりも快適に過ごせます。
一方で、タイムシェアにはデメリットや注意点もあります。
購入時にはまとまった費用が必要となるほか、毎年の管理費が発生します。
この管理費は利用しない年でも支払いが必要です。
また、人気の高い時期や施設では予約が取りにくい場合があり、希望通りに利用できない可能性も考慮するべきです。
特にフロートタイプ(利用時期が固定されていない場合)は、柔軟に利用時期を選べる一方で、予約が競争になることがあります。
さらに、タイムシェアは資産としての価値が変動することも重要な点です。
将来的に権利を売却する際、購入時よりも低い価格でしか売れない場合があるため、経済的なリスクも考える必要があります。
タイムシェアのフィックス制とフロート制の違い
タイムシェアとは、リゾート施設の一部を年間で特定の期間利用する権利を複数の人々で共有する仕組みです。
このタイムシェアには、「フィックス(固定週)」と「フロート(浮動週)」という2種類の利用方法があります。
これらは、利用者のライフスタイルやニーズに応じて選択されます。
フィックス(固定週)とは
フィックスは、毎年同じ時期に確実にリゾートを利用できる権利を持つ方法です。
例えば、毎年お正月や夏休みの特定の週に利用したい場合、この方法が適しています。
予約の手間が省け、計画が立てやすいという利点があります。
特に、年末年始やお盆などの繁忙期には、予約が取りにくい状況を避けられるため、安心して利用できます。
一方で、毎年同じ時期にしか利用できないため、予定の変更が難しいという制約もあります。
また、固定週の価格は一般的に高めに設定されていることが多いです。
フロート(浮動週)とは
フロートは、毎年異なる時期にリゾートを利用したい方に適した方法です。
利用者は希望する時期を選んで予約を行います。柔軟性が高く、年間のスケジュールに合わせて利用時期を変更できます。
しかし、人気の高いシーズンや特定の週は予約が集中し、希望通りの時期に利用できない可能性があります。
そのため、早めの予約や計画が求められます。価格は固定週に比べて比較的抑えられていることが多いですが、予約の競争が激しい時期には注意が必要です。
タイムシェアは不動産の所有方法の一種の形態なんですね
DVCのメンバーサービスの特徴
ディズニー・バケーション・クラブ(DVC)は、ディズニーが提供するタイムシェア・プログラムで、一般的なタイムシェアとは異なる柔軟性と特典があります。
一般的なタイムシェアでは、1年間を52週に分け、特定の週に特定の施設を利用する権利を購入します。
この方式では、利用する施設や時期が固定されるため、毎年同じ場所や同じ時期にしかバケーションを楽しめないといったことになります。
一方、DVCはポイント制を採用しており、購入したポイントを使って、世界各地のディズニーリゾートや提携施設で宿泊が可能です。
これにより、利用する施設、時期、部屋の種類を自由に選択でき、毎年異なるバケーションを計画できます。
例えば、ハワイのアウラニ・ディズニー・リゾートや、カリフォルニアのディズニーランド・ホテル・ヴィラなど、多彩な選択肢があります。
さらに宿泊施設だけでなく、クルーズ旅行なども含まれています。
また、ポイントを繰り越したり、前借りしたりすることも可能で、旅行計画に合わせて柔軟にポイントを活用できます。
さらに、DVCメンバーは、パークチケットやレストラン、ショップでの割引のほか、メンバー限定のイベントやラウンジの利用など、数多くの特典を受けられます。
これらの特典により、より充実したディズニー体験が可能となります。
しかし、DVCにはデメリットや注意点も存在します。
まず、初期費用として不動産の購入費用が必要で、さらに年間の管理費も発生します。
また、ポイントの有効期限や予約競争の激しさ、利用しない年のポイント管理などにも注意が必要です。
さらに、DVCの権利は永続的ではなく、ホームリゾートによって異なるものの、最大で50年間の期限があります。
そのため、長期的な視点での計画が求められます。
総じて、DVCはディズニーファンや毎年ディズニーリゾートを訪れる方にとって魅力的なプログラムですが、初期費用や維持費、利用計画などを十分に検討することが重要です。
一般的なタイムシェアと比較して、柔軟性や特典が豊富である一方、費用面や契約期間などの制約も存在するため、個々のライフスタイルや旅行計画に合わせて判断することが求められます。
DVCのメンバーではないと体験できない特典がたくさんあるみたいです
価格
メンバーシップの価格は、購入するバケーションポイント数によって決まります。
例えば、2024年1月30日時点で、アウラニ・ディズニー・バケーション・クラブ・ヴィラの150ポイントの所有権を一括購入する場合、価格は33,750ドル、契約手数料は約842ドル、年間管理費は約1,466ドルです。
特典は日本の東京ディズニーリゾートのホテルで使える?
このプログラムの特典を日本でも利用できるのか、気になる方も多いでしょう。
答えは「利用可能ですが、制限や条件があります」。
まず、DVCの特典として利用できる施設の一例に、東京ディズニーランドホテルや東京ディズニーシー・ホテルミラコスタなどがあります。
これらの施設では、DVCポイントを使って宿泊することが可能です。
しかし、全ての部屋タイプが対象ではなく、利用できる部屋が限定されています。
例えば、ホテルミラコスタではスーペリアルーム(ハーバービュー)など、一部のカテゴリーのみが対象となっています。
このため、選べる部屋が限られる点は事前に確認しておく必要があります。
また、日本でDVCポイントを使用する場合、ポイントの消費量が海外と比較して高く設定されています。
同じポイント数で海外では数泊できるのに対し、日本では1泊分に消費される場合もあります。
たとえば、ファンタジースプリングスホテルでは平日でも70ポイント以上が必要なケースがあり、週末やピークシーズンでは100ポイントを超えることもあります。
これに対し、アウラニ(ハワイ)のヴィラタイプでは同じポイント数で数泊楽しむことが可能です。
このように、日本の施設での利用はポイント効率が低いことがデメリットと言えます。
さらに、日本で利用可能な施設はDVCメンバー向けの枠が限られているため、予約が非常に取りづらいことがあります。
特に、新しい施設や人気の高いホテルでは、予約開始直後に枠が埋まることが少なくありません。
そのため、利用を希望する際は早めに予約手続きを進める必要があります。
一方で、日本でDVC特典を活用するメリットもあります。
東京ディズニーリゾートの直営ホテルは非常に人気が高く、現金で予約する場合、1泊数十万円になることもあります。
そのため、特典を使って予約できれば、大幅なコスト削減となる場合があります。
また、DVCポイントを日本国内で利用して消費することにより、ポイントの失効分を減らすことが出来ます。
総じて、日本でDVC特典を利用するには、事前の準備とポイントの効率的な活用が鍵となります。
$95の手数料を支払えば、ポイントを使える宿泊地はさらに増えます
ディズニーバケーションクラブとは:その補足事項
以下DVCについてのおまけ情報を述べています。ぜひ最後までご覧ください。
- ホームページとログイン方法
- DVCの電話番号と予約方法
- ディズニーバケーションクラブのアプリへの登録方法
- DVCに入会して後悔したこと
- ディズニーバケーションクラブの売却方法は?
- ディズニーバケーションクラブとは:まとめ
ホームページとログイン方法
1.Disney Vacation Clubのホームページに行ってMy DVCにカーソルを合わせます
2.Sign Inからログインします
DVCの電話番号と予約方法
ここでは、DVCに電話する際の番号や利用時の注意点について詳しく解説します。
DVCメンバーが日本から利用できる専用の電話番号は「0120-98-4050」です。
この番号は、日本語対応のスタッフとやり取りができるため、英語に不安のある方でも安心して利用できます。
受付時間は火曜日から日曜日の午前9時から午後5時までで、月曜日はお休みです。
営業時間外に電話をかけても対応してもらえないため、事前にスケジュールを確認しておくことが大切です。
電話をする際は、スムーズにやり取りを進めるため、必要な情報を手元に準備しておきましょう。
具体的には、DVCメンバー番号、フルネーム、郵便番号、住所、予約希望日、宿泊人数、希望するホテルや部屋のタイプなどを事前に確認しておくと便利です。
これらの情報を伝えることで、担当スタッフが迅速に対応してくれます。
また、稀に日本語を話せないスタッフが電話を受けることがあります。
この場合は、「Japanese speaker, please.」と伝えると日本語スタッフに繋いでもらえます。
オンラインでの予約も可能ですが、電話予約の方が確実性が高いというメリットがあります
特に複雑な予約内容や変更を伴う場合、電話で直接スタッフに相談しながら進める方がスムーズに行えます。
ディズニーバケーションクラブのアプリへの登録方法
以下に、手順をまとめました。
アプリのダウンロード
まず、スマートフォンのアプリストア(App StoreまたはGoogle Play)で「My Disney Experience」アプリを検索し、ダウンロードしてください。
アプリを起動して設定画面を開く
アプリを開いたら、画面右下にある三本線のメニューアイコンをタップします。
この中に、「Disney MagicMobile」という項目が表示されているので選びます。
DVCカードのデジタル登録
「Disney MagicMobile」の画面では、デフォルト設定が「Ear Hats」になっています。
ここから「Disney Vacation Club」を選択します。
DVCのカードは2種類から選べますが、どちらも同じように登録可能です。
ウォレットに追加
DVCカードを選んだ後、画面の指示に従って「Wallet」にカードを追加します。
これにより、スマートフォンから直接カードを提示できるようになります。
QRコードの確認
登録が完了したら、右上の「…」アイコンをタップしてQRコードを表示させます。
このQRコードが、割引や優待を受ける際に必要となる画面です。
DVCに入会して後悔したこと
ディズニー・バケーション・クラブ(DVC)への入会を検討する際には、メリットだけでなくデメリットや注意点もしっかり理解しておくことが大切です。
ポイント管理
DVCでは、毎年付与されるポイントを使用して宿泊しますが、ポイントの有効期限や繰り越し、前借りなどのルールが複雑です。
また、ポイントの繰り越し手続きは期限内に行う必要があり、忘れるとポイントが失効してしまいます。
年間管理費の負担
DVCの所有には毎年管理費が必要で、この費用は年々上昇する傾向があります。
アウラニ・ディズニー・バケーション・クラブでは、管理費が年々高いレートで上がっているとの報告があります。
利用頻度が少ない場合でも、この管理費は支払い続けなければならず、負担に感じる方もいます。
売却時の課題
DVCの会員権を手放したいと考えた場合、ディズニーが直接買い取ってくれるわけではなく、中古市場での売却となります。
しかし、日本国内の市場は狭く、売却手数料が高額になることもあり、購入時の価格を下回る金額でしか売れないケースが多いです。
そのため、売却を検討する際には慎重な判断が求められます。
後悔しないための計算方法
ここではどんな方が購入したほうがいいのか、計算してみます。
まずほぼ毎年海外のディズニー旅行をしているということが大前提です。
そのうえで毎年どれだけディズニーホテルの宿泊費用がかかっているのか把握することが重要です。(クルーザーの場合はクルーズ料金)
それをもとに計算をします。
(タイムシェア購入料金)÷(毎年のディズニーホテルの宿泊費用-毎年の管理費)=X年
このX年を過ぎればタイムシェア購入料金分は回収したということになります。
あとは毎年の管理費のみで、お得にディズニー旅行に毎年行けるということです。
この計算から出力されるX年数が、許容できるかどうか十分に考慮することをおすすめします。
気を付けたいのはDVCで賄えるのは宿泊費のみで、交通費は別途用意する必要があります。
DVCへの入会は、多くの特典や魅力がある一方で、上記のようなデメリットや注意点も存在します。
自身のライフスタイルや将来の計画を考慮し、十分な情報収集と検討を行った上で、入会の判断をすることをおすすめします。
タイムシェア購入料金や毎年の管理費はネットの情報だけではなく、DVCに問い合わせてしっかりと把握されたほうがよさそうです。
管理費は毎年上がっているらしいので、そういう細かいところもちゃんと聞きましょう!
ディズニーバケーションクラブの売却方法は?
ディズニー・バケーション・クラブ(DVC)の売却を検討している方へ、具体的な方法をお伝えします。
売却方法
DVCの売却には主に以下の方法があります
リセール業者を通じて売却する
タイムシェアのリセール市場で、専門の不動産ブローカーを介して売却する方法です。
日本語対応の業者も存在し、手続き全般をサポートしてくれます。
例えば、「くじら倶楽部」はハワイの不動産取引免許を持つ日本人経営のリセール会社で、売却手続きからアフターフォローまで全面的にサポートしています。
直接買い手を見つける
個人で買い手を探し、売買契約を結ぶ方法です。
ただし、手続きや法的な側面で専門知識が必要となるため、リスクが伴います。
売却手続きの流れ
一般的な売却手続きは以下の通りです
不動産ブローカーの選定
資格を有する不動産専門家に相談し、売却を依頼します。日本語対応の業者もあります。
売却価格の設定
市場相場を参考に、適切な売却価格を設定します。例えば、アウラニのリセール物件の相場は1ポイントあたり80ドル前後とされています。 (2024年12月時点)
買い手の募集と契約
「買い手が見つかると、売買契約を締結します。この際、エスクロー会社が取引を仲介し、資金や書類の管理を行います。
名義変更手続き
エスクロー会社やクロージング会社がリゾート会社に名義変更の通知を行い、手続きが完了します。
DVCの売却には複雑な手続きが伴うため、信頼できる専門家や業者に相談し、適切なサポートを受けることをお勧めします。
売却で悩み事がある場合は、こちらに相談するといいかもしれません
ディズニーバケーションクラブとは:まとめ
記事のポイントをまとめます。
- ディズニーバケーションクラブ(DVC)はディズニーが提供するタイムシェアプログラム
- メンバーはポイントを購入しディズニーリゾートや提携施設を利用可能
- 一般的なタイムシェアより柔軟性が高く特典も豊富
- ポイントは年間の宿泊や施設利用に使う仕組み
- 初期費用と年間管理費が必要でコストがかかる
- 日本国内でも東京ディズニーリゾートで利用可能だがポイント効率が低い
- フィックス(固定週)とフロート(浮動週)の2種類がある
- ポイントの繰り越しや前借りで利用時期を調整可能
- メンバー限定のイベントやショップ割引が特典としてある
- 海外リゾートではポイントの利用効率が高い傾向にある
- 売却時には市場価格が購入時より低くなる可能性が高い
- ポイントを使い切れない場合や管理費が負担になるケースがある
- 日本からは専用の電話番号で予約が可能
- アプリを活用すればカードや予約管理が便利に行える
- 長期利用や頻繁な旅行が計画できる人向けの会員プログラム