ディズニーバケーションクラブに興味があるけれど、一体どのようなサービスなのか、具体的な年会費や価格が分からず不安に感じていませんか。
充実したメンバーサービスの内容や、特に人気のアウラニ・ディズニーバケーション・クラブ・ヴィラの魅力、また日本での利用方法について知りたい方も多いでしょう。
さらに、実際の予約の流れや公式サイトへのログイン 方法、もしもの時の解約や売却、中古での購入は可能なのか、そして入会後に後悔しないためのポイントまで、この記事ではあらゆる疑問に答えます。
ポイント
- ディズニーバケーションクラブの仕組みや特典
- 年会費や価格、コストに関する詳細
- 日本国内での利用方法と注意点
- 後悔しないための情報と売却時のポイント
ディズニーバケーションクラブの基本情報を解説
- ディズニーバケーションクラブとは?
- 年会費、価格について
- 充実したメンバーサービスの内容
- 日本での利用方法と注意点
- 人気のアウラニ・ディズニーバケーション・クラブ・ヴィラを紹介
ディズニーバケーションクラブとは?
ディズニー・バケーション・クラブ(DVC)とは、一言で言うとディズニーが提供する会員制のタイムシェア・プログラムです。
しかし、一般的なタイムシェアとは少し仕組みが異なります。
従来のタイムシェアは、特定のリゾートの特定の部屋を「毎年この週に利用する」という権利を購入する形式が主流でした。
これに対し、DVCは「バケーションポイント」を購入し、そのポイントを使って好きな時に好きな場所のディズニー関連施設に宿泊できるという、非常に柔軟性の高いシステムを採用しています。
この権利は不動産所有権の一種として扱われ、一度購入すれば契約期間が満了するまで(ホームリゾートにより異なりますが最長50年)、毎年バケーションポイントが付与される仕組みです。
ポイントは繰り越しや前借りも可能で、ご自身の旅行計画に合わせて柔軟に活用できるのが大きな魅力と言えるでしょう。
DVCのポイント制とは?
DVCの最大の特徴は、このポイント制にあります。
購入した不動産所有権の規模に応じて毎年一定のポイントが割り当てられ、メンバーはそのポイントを利用して世界中のDVCリゾートや提携ホテル、ディズニー・クルーズラインなどを予約します。
これにより、「今年はハワイ、来年はフロリダ」といった自由なバケーション計画が可能になります。
年会費、価格について
ディズニー・バケーション・クラブのメンバーになるためには、主に2種類の費用が必要となります。
それは、「初期費用(メンバーシップ購入価格)」と「年間管理費」です。
初期費用は、購入するバケーションポイント数と、1ポイントあたりの価格によって決まります。
1ポイントあたりの価格は、どのリゾートを「ホームリゾート」として購入するかによって異なります。
例えば、人気のアウラニ・ディズニー・リゾートをホームにする場合と、フロリダのリゾートをホームにする場合では価格が変わってきます。
年間管理費は、所有する不動産(リゾート)の維持管理、運営、固定資産税などに充てられる費用です。
この費用は所有するポイント数に応じて毎年支払う必要があり、旅行に行かない年であっても支払い義務が発生する点には注意が必要です。
費用は決して安くありませんが、長期的にディズニーリゾートへ旅行する方にとっては、結果的に一泊あたりの宿泊費を抑えられる可能性があります。
費用の一例(アウラニ・ヴィラの場合)
あくまで一例ですが、具体的なイメージを持つために参考にしてください。(※価格は変動する可能性がありますので、最新情報は公式サイトでご確認ください。)
項目 | 内容 | 費用(目安) |
---|---|---|
初期費用 | 150ポイントを一括購入する場合 | $33,750 |
契約手数料 | 登記などの諸費用 | 約$842 |
年間管理費 | 150ポイント所有の場合の年額 | 約$1,466 |
(参照:DVC公式サイト 価格・バケーションポイントについて)
充実したメンバーサービスの内容
DVCの魅力は、豪華なリゾートに宿泊できることだけではありません。
メンバーになると、様々な限定特典や割引を受けられる「メンバーサービス」が利用可能になります。
主な特典としては、直営のDVCリゾートだけでなく、世界各地のディズニーリゾートホテルや提携ホテル、さらにはディズニー・クルーズラインの予約にもポイントが利用できる点が挙げられます。
これにより、バケーションの選択肢が大きく広がります。
さらに、メンバーは以下のような「メンバーシップ・エクストラ」と呼ばれる特典を享受できます。
メンバーシップ・エクストラの具体例
- 各種割引: パークチケット、レストランでの食事、ショップでの買い物などが割引価格で利用できます。
- メンバー限定イベント: パーク内で開催される特別イベントや、キャラクターグリーティングなど、メンバーしか参加できない催しがあります。
- 専用ラウンジの利用: パーク内に設置されたメンバー専用ラウンジで、休憩やドリンクサービスを受けることが可能です。
これらのメンバーシップ・エクストラは、ディズニーから直接メンバーシップを購入した場合に適用される特典です。
後述する中古(リセール)市場で購入した場合は、一部の特典が利用できないため注意が必要です。
日本での利用方法と注意点
「海外のディズニーリゾートだけでなく、日本のホテルでも使えるの?」という点は、多くの方が気になるところでしょう。
結論から言うと、DVCのポイントは日本の東京ディズニーリゾートのホテルでも利用可能です。
具体的には、東京ディズニーランドホテルや東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ、そしてファンタジースプリングスホテルなどの宿泊にポイントを充当できます。しかし、利用にあたってはいくつかの注意点があります。
最大の注意点は、ポイントの交換レートです。
海外のDVCリゾートに宿泊する場合と比較して、日本のホテルはかなり多くのポイントが必要となる傾向があります。
例えば、ハワイのアウラニなら同じポイント数で数泊できるのに、日本では1泊分にしかならない、というケースも少なくありません。
日本での利用におけるデメリット
- ポイント効率が低い: 海外リゾートに比べ、1泊あたりに必要なポイント数が多く設定されています。
- 予約の難易度が高い: DVCメンバー用に確保されている客室数が限られているため、希望日の予約が非常に取りにくい状況です。
- 対象客室の制限: 全ての部屋タイプが対象ではなく、利用できる客室が限定されています。
ただ、東京ディズニーリゾートのホテルは非常に人気が高く、現金での予約も困難なことが多いです。
そのため、ポイントを上手く活用して憧れのホテルに宿泊できる点は、大きなメリットと言えるでしょう。
人気のアウラニ・ディズニーバケーション・クラブ・ヴィラを紹介
DVCのホームリゾートの中でも、特に日本のメンバーから絶大な人気を誇るのが、ハワイのオアフ島コオリナ地区にある「アウラニ・ディズニー・リゾート&スパ」です。
アウラニの魅力は、ディズニーの魔法とハワイの豊かな文化、伝統が見事に融合している点にあります。広大な敷地には、キャラクターとのグリーティング、流れるプールやウォータースライダー、プライベートビーチなど、大人から子供まで楽しめるアクティビティが満載です。
DVCメンバーが宿泊するヴィラタイプの客室は、一般的なホテルの客室とは一線を画します。
アウラニ・ヴィラの客室タイプ
- デラックス・スタジオ: キチネット(簡易キッチン)が備わっており、簡単な調理が可能です。
- 1〜3ベッドルーム・ヴィラ: フルキッチン、洗濯機・乾燥機が完備されており、まるでハワイに暮らすような滞在が楽しめます。
これらの設備は、特に長期滞在や小さなお子様連れのファミリーにとって大きなメリットとなります。
外食ばかりでなく、地元のスーパーで食材を買い込んで料理をしたり、滞在中に洗濯を済ませたりと、快適で経済的なバケーションを実現できます。
ディズニーバケーションクラブの利用と注意点
- 公式サイトへのログイン方法
- 電話での予約方法とコツ
- 後悔しないためのポイント
- 中古での購入はできるのか
- 解約、売却の手続きについて
- ディズニーバケーションクラブの総まとめ
公式サイトへのログイン方法
DVCメンバーになると、所有ポイントの確認や宿泊予約、各種手続きなどをメンバー専用の公式サイトで行うことになります。
ログインするには、まずディズニーの公式アカウントを作成し、そのアカウントにDVCのメンバーシップ情報を紐付ける必要があります。
ログイン手順は以下の通りです。
- Disney Vacation Clubの公式サイトへアクセスします。
- サイト上部にある「My DVC」メニューから「Sign In」を選択します。
- 登録したユーザー名(またはメールアドレス)とパスワードを入力してログインします。
初回ログイン時やアカウント作成時には、メンバー番号などの個人情報が必要になりますので、契約書類などを手元に準備しておくとスムーズです。
公式サイトは英語が基本ですが、一部日本語での案内もあります。
DVCメンバー専用のスマートフォンアプリ「My Disney Experience」と連携させると、デジタルメンバーシップカードの表示や予約管理がより便利になります。
電話での予約方法とコツ
オンラインでの予約が基本ですが、複雑な旅程の相談や、特定の要望がある場合には電話での予約が便利です。
特に、英語に不安がある方でも安心して利用できる日本語対応のメンバー・サービスが用意されています。
日本からかける際の専用フリーダイヤル:0120-98-4050
電話利用時の注意点
受付時間は火曜日から日曜日の午前9時から午後5時まで(日本時間)となっており、月曜日は定休日です。人気のシーズンや予約開始直後は電話が繋がりにくいこともあるため、時間に余裕を持ってかけることをお勧めします。
電話をかける際には、スムーズな手続きのために以下の情報を手元に準備しておくと良いでしょう。
- DVCメンバー番号
- 代表者および同行者のフルネーム
- 希望の宿泊先、日程、部屋タイプ
万が一、日本語を話せないスタッフが出た場合は、「Japanese speaker, please.」と伝えれば、日本語対応スタッフに代わってもらえます。
後悔しないためのポイント
ディズニー・バケーション・クラブは素晴らしいプログラムですが、高額な買い物であるため、入会後に「後悔した」と感じる方がいるのも事実です。
後悔しないためには、メリットだけでなくデメリットやリスクも十分に理解した上で判断することが重要です。
ライフスタイルの変化を考慮する
DVCは数十年単位の長期契約です。
契約時には毎年海外旅行に行けても、将来的に仕事や家族の状況が変わり、旅行に行く時間や費用を捻出できなくなる可能性も考慮する必要があります。
利用頻度が減っても、年会費の支払いは続くことを忘れてはいけません。
ポイント管理の複雑さ
毎年付与されるポイントには有効期限があり、使いきれない場合は翌年に繰り越す手続きが必要です。
この手続きを忘れると、せっかくのポイントが失効してしまいます。
また、前借りなどのルールもやや複雑で、計画的なポイント管理が求められます。
購入前に検討すべきこと
本当に自分のライフスタイルに合っているかを見極めるために、以下の計算をしてみることをお勧めします。
(初期費用合計)÷(年間の想定宿泊費 - 年間管理費)= 元が取れる年数
この計算で算出された年数が、ご自身にとって許容範囲内であるかを一つの判断基準にすると良いでしょう。
あくまで単純計算ですが、冷静にコストを評価する助けになります。
中古での購入はできるのか
「新品(ディズニーから直接)で買うのは予算的に厳しいけれど、DVCメンバーにはなりたい」という方向けに、中古(リセール)でメンバーシップを購入する方法も存在します。
リセール市場では、既存のメンバーが手放したい権利を、専門の仲介業者を通じて購入することができます。
最大のメリットは、ディズニーから直接購入するよりも価格が大幅に安い点です。
同じリゾート、同じポイント数でも、半額近くで購入できるケースもあります。
しかし、リセールでの購入には重要な注意点があります。
リセール購入のデメリット
- 一部特典の利用制限: 前述の「メンバーシップ・エクストラ」(割引や限定イベントなど)の多くが利用対象外となります。
- 利用リゾートの制限: 2019年以降のルール変更により、リセールで購入したメンバーは、購入したホームリゾート以外の一部のDVCリゾートを予約できなくなりました。
- 手続きの煩雑さ: 個人間取引ではなく、信頼できる仲介業者を選ぶ必要があります。
宿泊がメインで、割引などの付帯特典は重視しないという方であれば、リセールは非常に魅力的な選択肢となり得ます。
一方で、ディズニーの特典を最大限に活用したい方は、直接購入が適しているでしょう。
解約、売却の手続きについて
DVCは不動産所有権であるため、一般的なサービスの「解約」という概念はありません。
もしメンバーシップを手放したい場合は、第三者に「売却」することになります。
ディズニーが直接買い取ってくれるわけではないため、売却を希望する場合は、前述のリセール市場で買い手を見つけるのが一般的な方法です。
手続きは複雑なため、個人で行うのは難しく、タイムシェアのリセールを専門に扱う不動産仲介業者に依頼するのが通常です。
売却について悩みがある方はこちらに相談されてはいかがでしょうか?
一般社団法人 ボイス‐アウラニ・ディズニー・バケーション・クラブマウイ島の売却相談
ディズニーバケーションクラブの総まとめ
この記事の要点をまとめます。
- DVCはディズニーが提供するポイント制のタイムシェア・プログラム
- 不動産所有権として扱われ、長期的な権利となる
- 初期費用と毎年支払う年間管理費が必要
- ポイントを使って世界中のディズニー関連施設に宿泊可能
- メンバー限定の割引やイベントなどの特典が充実している
- 日本の東京ディズニーリゾートのホテルでも利用できる
- ただし日本での利用は海外に比べポイント効率が低い
- ハワイのアウラニはキッチン付きの客室が人気のリゾート
- 公式サイトやアプリでポイント管理や予約を行う
- 日本語対応の電話サービスで予約相談も可能
- 長期的なライフプランを考慮して入会を検討することが後悔しないコツ
- 中古(リセール)市場で安く購入する方法もある
- リセール購入の場合は一部特典が利用できないなどの制限がある
- 権利を手放す際は「解約」ではなく「売却」となる
- 売却は専門の不動産仲介業者に依頼するのが一般的