ディズニーへ行く予定の日に雨予報が出ていると、がっかりしてしまいますよね。
「雨のディズニーなんて最悪だ」と感じる方もいるかもしれません。
しかし、雨の日だからこその特別な楽しみ方があるのも事実です。
この記事では雨の日のディズニーを最大限に楽しむための情報を網羅的に解説します。

よろしくお願いします。
この記事で以下のことが分かります。
ポイント
- 雨の日でも快適に過ごすための持ち物や服装
- 休止するアトラクションと雨の日ならではの楽しみ方
- ディズニーランドとシー、雨の日はどちらがおすすめか
- 子連れでも安心な雨の日の回り方と注意点
ディズニーの雨の日の基本情報と注意点
- 雨のディズニーは最悪って本当?
- 気になる入場者数とアトラクション待ち時間
- 乗れないアトラクション休止情報を確認
- ディズニーランドとディズニーシーどっち?
- チケット代は返金される?無料になる?
雨のディズニーは最悪って本当?
結論から言うと、雨の日のディズニーは決して最悪ではありません。
もちろん、雨に濡れることや一部のショーが中止になるなどのデメリットはありますが、それを上回るメリットや特別な体験が待っています。
なぜなら、雨の日は晴天時とは全く異なるパークの表情を見せてくれるからです。
例えば、雨に濡れた地面にパークの光が反射し、夜景がより一層幻想的でロマンチックな雰囲気に変わります。
これは、雨の日にしか見ることのできない特別な景色であり、写真撮影を楽しむ方にとっては絶好のシャッターチャンスとなります。
また、後述するように、雨の日限定のパレードが開催されたり、屋外アトラクションの待ち時間が短くなる傾向があったりと、戦略的に動くことで普段以上にパークを満喫することも可能です。
確かに準備は必要ですが、雨を理由に諦めてしまうのは非常にもったいないと言えるでしょう。
雨の日のメリット
- 地面の反射で夜景が幻想的になる
- 雨の日限定のイベントやグリーティングがある
- 屋外アトラクションが空くことがある
気になる入場者数とアトラクション待ち時間
雨の日の入場者数は、晴天の日と比較するとやや減少する傾向にあります。
ただし、「大幅に空いている」と期待するのは禁物です。
特に週末や長期休暇などの繁忙期は、雨でも多くのゲストが訪れます。
その理由は、遠方からの旅行者や修学旅行生など、日程の変更が難しいゲストが多いためです。
このため、アトラクションの待ち時間も一概に短くなるとは言えません。
むしろ、ゲストが屋内施設に集中するため、人気のある屋内アトラクションやレストランは晴天時以上に混雑することがあります。
一方で、ビッグサンダー・マウンテンのような屋外のジェットコースタータイプのアトラクションは、雨を敬遠するゲストが多いため、待ち時間が大幅に短縮されることがあります。
このように、アトラクションの種類によって待ち時間の傾向が大きく異なるのが雨の日の特徴です。
施設の種類 | 雨の日の混雑・待ち時間の傾向 | 具体例 |
---|---|---|
屋内アトラクション | 混雑し、待ち時間が長くなる傾向 | プーさんのハニーハント、モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!” |
屋外アトラクション | 空いており、待ち時間が短くなる傾向 | ビッグサンダー・マウンテン、ジャングルクルーズ |
レストラン・ショップ | 特に昼食時などに非常に混雑する | ワールドバザール内の店舗、各テーマランドの主要レストラン |
乗れないアトラクション休止情報を確認
雨の日にディズニーリゾートを訪れる際、最も気になるのがアトラクションの運営状況です。
天候、特に強い雨や風が伴う場合、安全上の理由から一部の屋外アトラクションが運営を休止することがあります。
ただし、小雨程度であればほとんどのアトラクションは通常通り運営されます。
運営休止の判断は、雨量だけでなく風速なども考慮して総合的に行われるため、「このくらいの雨なら大丈夫」と自己判断せず、必ず公式情報を確認することが重要です。
ディズニーリゾートアプリの「パーク・インフォメーション」ボタンで当日の休止情報を知ることができるので、活用してください。
ディズニーランドとディズニーシーどっち?
雨の日にどちらのパークへ行くか迷った場合、一般的にはディズニーランドの方が快適に過ごしやすいと言われています。
最大の理由は、ワールドバザールの存在です。
エントランスから続くこのエリアは巨大なアーケードで覆われているため、雨に濡れることなくショッピングや食事を楽しむことができます。
また、アトラクションが比較的コンパクトにまとまっており、屋根のある通路も多いため、アトラクション間の移動で濡れるリスクが少ない点も大きなメリットです。
一方、ディズニーシーは景色が壮大で開放的な作りになっている分、アトラクションが広範囲に点在しており、屋根のない場所を長距離歩く場面が多くなります。
ただし、マーメイドラグーンのようにエリア全体が完全な屋内施設になっている場所もあり、子連れの場合などはそこで長時間過ごすという楽しみ方もできます。
比較項目 | 東京ディズニーランド | 東京ディズニーシー |
---|---|---|
移動のしやすさ | ◎(ワールドバザールがあり、濡れずに移動できる範囲が広い) | △(屋根のない屋外通路が多く、移動で濡れやすい) |
屋内施設の充実度 | ◎(屋内型アトラクションやグリーティング施設が多い) | ○(マーメイドラグーンは秀逸だが、全体的な数はランドに劣る) |
雨の日限定の魅力 | ○(限定パレード「ナイトフォール・グロウ」が開催されることがある) | ○(雨に濡れた港町や火山の風景が非常に美しい) |
チケット代は返金される?無料になる?
公式サイトやアプリで購入したオンラインチケットと、コンビニなどで購入した紙チケットで変わります。
オンラインチケット
残念ながら、雨が降っているという理由だけで、購入したパークチケットのキャンセルや返金(払い戻し)をしてもらうことは原則としてできません。
なぜなら、ディズニーリゾートは台風による計画運休など、よほど深刻な状況でない限り、雨天でも通常通り運営を続けているためです。
アトラクションやショーが一部休止になったとしても、それは運営上の変更であり、パークが閉園しているわけではないため、「契約不履行」にはあたらないと判断されます。
ただし、希望の日にパークへ行けなくなった場合でも、チケットが無駄になってしまうわけではありません。
東京ディズニーリゾート公式サイトや公式アプリで購入したチケットであれば、有効期限内であれば日付の変更が可能です。
オンラインチケットの日付変更の方法はこちらの記事をご覧ください
紙チケット
旅行代理店などで購入した紙チケットについてはその旅行代理店次第となります。
コンビニの紙チケットは払い戻しが可能です。
こちらの記事で詳しく掲載しているのでご覧ください。
これで完璧!ディズニーランドとディズニーシーの雨の日の楽しみ方
- 必須の持ち物をリストアップ
- レインコートは必要?おすすめの服装
- 子連れで楽しむためにはどうする?
- 効率的な回り方
- 雨の日限定パレード
- 雨天時の限定グッズ
- 雨の日のグリーティング
- 準備万全で楽しむディズニー雨の日
必須の持ち物をリストアップ
雨の日のディズニーを快適に過ごすためには、事前の持ち物準備が非常に重要です。
パーク内で濡れてしまうのは避けられませんが、その後のケアができるかどうかで体感温度や快適さが大きく変わります。
最低限、雨具はもちろんのこと、濡れた身体や荷物を拭くためのタオル、そして特に不快感の強い足元をリフレッシュさせるための替えの靴下は必須アイテムと言えるでしょう。
これらのアイテムはパーク内でも販売されていますが、デザインや価格の選択肢が限られており、割高になることもあります。
快適な一日を過ごすためにも、できる限り自宅から準備していくことをおすすめします。
雨の日ディズニー 必須持ち物リスト
- レインコートやポンチョ:両手が空き、アトラクション利用時に便利。
- 折りたたみ傘:屋内施設への出入りが多い場合に手軽。
- タオル(大小):身体を拭く用と、濡れたカバンや傘を拭く用があると便利。
- 替えの靴下:濡れた靴下は体温を奪い不快指数も高いため、必ず用意しましょう。
- ジップロックやビニール袋:濡れたタオルや衣類を入れたり、スマホを水から守ったりと大活躍します。
レインコートは必要?おすすめの服装
雨の日の服装で最も悩むのが、「傘か、レインコートか」という問題です。
結論としては、両方を持参し、状況に応じて使い分けるのが最も理想的です。
レインコートの最大のメリットは、両手が自由になることです。
写真を撮ったり、子どもと手をつないだりする際に非常に便利です。
また、アトラクションの座席が濡れていても、お尻を気にせず座れるという大きな利点があります。
一方で、屋内施設に入るたびに脱ぎ着するのが少し面倒で、特に夏場は蒸れやすいというデメリットも存在します。
アイテム | メリット | デメリット |
---|---|---|
レインコート | ・両手が空く ・アトラクションの座席が濡れていても安心 ・風でめくれにくい |
・着脱が面倒 ・夏場は蒸れやすい |
傘 | ・着脱が楽 ・通気性が良い ・顔や髪が濡れにくい |
・片手がふさがる ・人混みで邪魔になることがある ・アトラクションでは使えない |

午前中は傘で屋内施設を中心に、午後はレインコートで屋外アトラクションを中心に、等分けると効率よく回れます。
子連れで楽しむためにはどうする?
お子様連れで雨の日のディズニーを楽しむには、大人だけの時以上に念入りな準備と計画が成功のカギとなります。
まず、ベビーカーを利用する場合は専用のレインカバーが必須です。
雨を防ぐだけでなく、風よけにもなり、子どものプライベートな空間を確保できます。
また、レインコートや長靴はもちろんのこと、着替えは下着も含めて最低でも1セットは必ず持参しましょう。
靴下も複数枚あると安心です。
パーク内での過ごし方としては、特定のエリアに絞って遊ぶのがおすすめです。
例えば、ディズニーシーの「マーメイドラグーン」は、エリア全体が屋内施設となっており、アトラクションやレストラン、プレイグラウンドまで揃っているため、雨を気にせず長時間楽しむことができます。
子連れ雨の日対策 3つのポイント
- 万全の雨対策グッズ:ベビーカーカバー、子どものレインコート・長靴、そして着替え一式は必須。
- 無理のないスケジュール:移動距離を少なくし、こまめに屋内施設で休憩を取ることを心がける。
- 屋内施設の活用:「マーメイドラグーン」など、子どもが楽しめる屋内エリアを計画の中心に据える。
効率的な回り方
屋内施設を中心に
雨の日のパークを効率的に回るための基本戦略は、「移動距離を最小限に抑え、屋内施設を中心に巡る」ことです。
雨の中を長い距離歩き回るのは、予想以上に体力を消耗します。
具体的なプランとしては、まず入園したら、その日に絶対乗りたい屋内アトラクションを2〜3個に絞り込みます。
そして、それらが集中しているエリアから攻めていくのが良いでしょう。
例えば、ディズニーランドであれば「ファンタジーランド」と「トゥモローランド」、ディズニーシーであれば「ミステリアスアイランド」と「マーメイドラグーン」は隣接しており、屋内施設も多いため、雨の日には特におすすめのエリアです。
また、ディズニーアプリで公式が雨の日におすすめしているアトラクションを調べることができます。
アプリで雨の日のおすすめアトラクションを調べる方法
・アプリを起動したら、ホームボタンか星形のマークをを選択
・「フィルター」をタップします。
・「雨の日も安心」を押します。
・「OK」を押します。
・リストボタンを押して地図表示からリスト表示にすると一覧で表示されるので便利です。
屋外のアトラクションを回る
雨の日は比較的空いている屋外のアトラクションを回るのも楽しかったりします。
もし屋外のアトラクションを回る際にはコインロッカーに余計な荷物を預けてできるだけ荷物を減らします。
傘はコインロッカーに預けてレインコートかポンチョで回りましょう。
アトラクションに乗るたびに傘をたたむ手間も省けるし、お尻が濡れなくて済みます。
しかし暑い日だとレインコートは湿気で不快になるので、軽い折り畳みの傘の方がいいかもしれません。

暑い日は、びしょ濡れイベント等であえて濡れるのを楽しむのもあり。
着替えを持っていけば問題ないもんね。
雨の日限定パレード
ディズニーは、雨が降った日にしか体験できない、特別な楽しみがいくつか用意されています。
最も有名なのが、東京ディズニーランドの夜のパレード「東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツ」が雨で中止になった場合にのみ開催される、「ナイトフォール・グロウ」です。
光と魔法をテーマにしたフロートに乗って、ミッキーやミニーたちが雨の日限定のコスチュームで登場します。
しっとりとした音楽と、雨に濡れて輝きを増すフロートの光は、非常に幻想的で忘れられない思い出になるはずです。
雨天時の限定グッズ
雨天時はゲームショップにある参加賞のグッズが雨の日限定グッズになります。
ディズニーリゾートのゲームショップは、ゲームに参加して成功するとフィギュアなどの景品がもらえるのですが、失敗しても参加賞としてチャームがもらえます。
そのチャームが雨の日だと雨天時限定チャームになるのです。
ちなみに2025年8月時点ではドナルドとデイジーのチャームです。
ゲームショップはディズニーランドだとジャングルカーニバル、ディズニーシーだとアブールバザールです。
ぜひ参加して限定グッズをゲットしましょう。
雨の日のグリーティング
キャラクターグリーティングでも、ミッキーたちがカラフルで可愛らしいレインコートを着て登場することがあります。
グリーティングとはキャラクターとの交流のことで、写真を一緒に撮ったりハグしたりできます。
どのキャラクターがどの場所で会えるかはその時のお楽しみですが、雨の日ならではのレアな一枚を撮影できるチャンスです。

雨の日はワールドバザールでたくさんのキャラクターがグリーティングをやっています。
多くのキャラクターと触れ合えるチャンスですね。
準備万全で楽しむディズニー雨の日
この記事では、雨の日のディズニーリゾートを最大限に楽しむための情報をご紹介しました。
最後に、記事全体の要点をリスト形式でまとめます。
- 雨の日のディズニーは最悪ではなく特別な体験ができる
- 入場者数は若干減るが屋内施設や人気アトラクションは混雑する傾向
- 強い雨や風の場合、一部の屋外アトラクションは休止の可能性がある
- アトラクションの最新情報は公式アプリでリアルタイムに確認するのが最も確実
- 移動のしやすさや屋内施設の多さから一般的に雨の日はランドがおすすめ
- 雨天を理由としたチケットのキャンセルや返金は原則として不可
- 公式サイト購入のチケットは日付変更が可能なので検討する
- 持ち物はレインコートと傘の両方があると状況に応じて使い分けられ便利
- 濡れて不快な足元対策として替えの靴下は必須アイテム
- 服装は乾きやすい化学繊維の素材を選び、羽織りもので体温調節を
- 子連れの場合はベビーカーのレインカバーと子どもの着替えを忘れずに
- 回り方は移動距離を減らすためエリアを絞って行動するのが効率的
- 雨の日限定のパレード「ナイトフォール・グロウ」は必見の価値あり
- レインコート姿のキャラクターとのグリーティングは貴重な思い出になる
- 事前の準備と情報収集をしっかり行えば雨の日でも最高の体験が可能